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雪の夜

『雪の夜』表紙

  • 編者:小林敬三
  • 定価:本体1,200円+税
  • B6判 並製  168ページ
  • ISBN978-4-7896-0728-5  C0016



本書は、東京教区司祭である著者が、毎週、日曜日ごとに教会に集まってくる信者にお話をする、そのお話(教会では、説教と言ったり、ホミリアと言ったりするのですが)を46編まとめたものです。

 以前にも、この司祭は『セーヌ川のだるま船』『人生の北極星』という2冊のエッセイのような本をお書きになっています。あるとき、この本について、不思議に思ったことがありました。それは、これが本になるきっかけについて話を聞いた時でした。

 この司祭が所属している信者さんたちが、「私たちの神父様のお説教をぜひ、本にしてください。聖書学の深いお話ではないのですが、やさしいお話で、ときどき思い返したいので。本になったら読み返せるので」とおっしゃっていたことです。

 確かに、本書を読むと、信者さんの気持ちがよくわかります。
 最後のお話「雪の夜」は著者のお母様との思い出がかかれており、これが本書のタイトルに選ばれています。

 エッセイのようなお話の中に、深い真理が込められ、やさしい言葉遣いの文章が、心にしみこんでくるようです。

 一つずつのお話が短く、いつでも、どこからでも手軽に読めるようになっています。
 ぜひ、皆様にお薦めしたい本です。

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